アイディア・コンテスト「発酵を科学する」

第1回結果発表と第2回開催について

コンテスト・ファイナル出場校

「新規電気発酵微生物の分離培養」
(呉工業高等高等専門学校)


「赤酒にならう煮物用しょうゆの提案」
(熊本高等専門学校)


「花のイメージを生かす製品のブランド化支援」
(函館工業高等専門学校)


「土壁の中の微生物を探る!!」
(松江工業高等専門学校)


「太古の神秘 ~モール温泉の黒さの謎に迫る~」
(八戸工業高等専門学校)


「碁石茶に含まれる新規微生物の探索および植物性乳酸菌の効率的培養法の検討」
(高知工業高等専門学校)


「アイヌの保存食をカガクする」
(旭川工業高等専門学校)


第1回コンテスト

2017年8月22日にコンテストが終了しました


長岡技術科学大学では、新たな取り組みとして全国の高専生より発酵の新たな可能性を開く調査・研究アイディアを募集し、微生物研究・ビジネスの第一人者の方々を審査員に迎え、3つのアイディアを表彰しました。

コンテスト記録写真2017年度 応募要項

グランプリ

アイディア「太古の神秘 ~モール温泉の黒さの謎に迫る~」
新毛実結さん・横浜希さん(八戸工業高等専門学校)

優秀賞

アイディア「アイヌの保存食をカガクする」
吉田啓貴くん・中山優太くん(旭川工業高等専門学校)

優秀賞

アイディア「新規電気発酵微生物の分離培養」
元川大輔くん・糸入祐也くん・加藤梨乃さん(呉工業高等高等専門学校)

審査員

2017年度コンテストの審査員

認定特定非営利活動法人 綜合画像研究支援(略称IIRS)理事長

大隅 正子 Masako OSUMI

日本女子大学を定年退職後、長年にわたり酵母の微細構造と機能に関する構造生物学的研究を推進してきた経歴を基盤として、研究者の研究環境の改善を目的として、2004年6月に特定非営利活動法人綜合画像研究支援を設立、理事長に就任し、研究のスタートは視る事、人生は感謝をモットーとして、可視化技術の研究支援と評価、人材育成、視る事の必要性の普及啓発事業に従事している。
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学校法人北里研究所 北里大学 北里生命科学研究所 名誉教授

高橋 洋子 Yoko TAKAHASHI

抗生物質などの有用化合物を生産することで知られている放線菌の研究に携わってきた。ある時、雑菌の混入による現象のように見えた菌株が実は新規の放線菌あることを証明して新属Kitasatosporaを提唱し、承認された(1982年)。その後、放線菌の魅力にとりつかれ、約50年間、大村 智先生の指導のもと研究を続け、自分達で分離した放線菌から1新科、12新属、41新種を公表してきた。こうした菌株の培養液から有用物質エバーメクチンやスタウロスポリンなどが見出された。現在は、新たなアプローチで人間には想像もできないような新規構造の化合物発見を模索している。
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Office 天羽 代表、TGA取締役会長、元デュポン株式会社 名誉会長

天羽 稔 Minoru AMOH

阿南工業高等専門学校 機械工学科卒業後(5期生)、ワシントン州立大学工学部修士課程修了。その後、デュポンファーイースト日本支社(現デュポン株式会社)に入社。2006年より代表取締役社長および米国本社役員に就任。2016年3月同社を退任後、ベンチャー企業であるTGA取締役会長に就任。サイエンスカンパニーから、天然資材「十和田石」を扱いBio-Stimulantとして農業分野でのビジネスポジションを日本から発信。国内のみならず米国を含め海外にもつくりあげるチャレンジをし、第2の人生として食の安全・安心という観点から、将来の農業への貢献を開始。
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九州大学名誉教授

久原 哲 Satoru KUHARA

現在、NEDO「植物等の生物を用いた高機能品生産技術の開発」プロジェクトリーダー、日本学術会議「農芸化学分科会」及び「バイオインフォマティクス分科会」連携会員、日本農芸化学会フェロー、産業構造審議会商務流通情報分科会バイオ小委員会委員長
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(国研)産業技術総合研究所 生命工学領域研究戦略部長

鎌形 洋一 Yoichi KAMAGATA

カビ、細菌、古細菌、原生動物など多様な微生物の研究を行ってきました。最近は集団でいるときの微生物の挙動(共生・競合)に興味をもっています。実は発酵というのはそうした複合微生物集団のなせるワザです。「素晴らしい発酵」と「腐って食えない・飲めない腐敗」はまさしく紙一重の差です。そして中毒を起こさない範囲においては「素晴らしい発酵」と「腐って食えない・飲めない腐敗」の差は伝統と嗜好性によって世界中で大きく異なっています。そうした伝統文化も考察した研究に期待します。
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協和発酵バイオ株式会社 渉外部マネージャー

中川 智 Satoshi NAKAGAWA

大学で微生物利用学を専攻し、発酵という言葉を含む名前の会社に就職し、パン酵母の育種に始まり、高密度培養、遺伝子組換え技術を学んだら、バイオインフォマティクス部門やDNAシーケンスチームを作り、当社の誇るアミノ酸生産菌の全ゲノム解析にチャレンジしました。そして気が付けば、微生物ゲノム解析のベンチャーにも従事していました。微生物の様々な活動は、多くの人たちを幸せに導きます。微生物による発酵がもたらす恩恵をさらに豊かにするために、一緒に科学しましょう。
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2017年度 スポンサー

コンテストへのご支援ありがとうございました

「発酵を科学する」事務局

長岡技術科学大学 生物機能工学専攻 小笠原研究室内

〒940-2188
新潟県長岡市上富岡町1603-1

Tel: 0258ー47ー9429

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